[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の6億円馬券研究所「ケイティブレイブの前走内容を評価」

今週から開催替わり。5回中山、4回中京、5回阪神が開幕します。

12月3日のＷＩＮ３はオープン特別のラピスラズリS。14年以降の傾向を見ると、前年以降にJRAの重賞かオープン特別で優勝経験がある馬は〈2 3 2 11〉、同じく前年以降に中山芝・外1200メートル、かつ1600万下から上のクラスのレースで優勝経験がある馬は〈1 1 2 10〉と、それぞれまずまず堅実でした。

一方、この条件を両方ともクリアしていなかった馬は〈0 0 0 20〉。実績上位、もしくはコース適性が非常に高い馬を重視すべきでしょう。また、14年以降の3着以内馬9頭中7頭は前走の出走頭数が17頭以上。多頭数のレースを経由してきた馬は、より信頼できるようです。

ＷＩＮ４のチャンピオンズCは前走の内容を素直に評価したほうがよさそう。波乱含みのレースではあるものの、同年のフェブラリーSにおいて3着以内となった経験がある馬を除くと、前走4着以下だった馬は12年以降〈0 0 0 28〉と上位争いに食い込めていません。なお、別表で指摘したとおり、前走の距離が1800メートル未満、かつ前走の着順が2着以下だった馬も12年以降は全て4着以下に敗れています。

さらに、同じく12年以降、かつ前走が国内のレースだった馬に限ると、前走で4角1番手だった馬は〈0 0 1 10〉、前走で4角7番手以下だった馬は〈0 1 0 21〉、前走の単勝人気順が6番人気以下だった馬は〈0 0 0 17 〉。極端な競馬をしたばかりの馬や、穴をあけた直後の馬も過信禁物と見るべきでしょう。

特別登録馬のうち、これらの傾向から強調できるのはケイティブレイブくらい。あとはテイエムジンソク、ロンドンタウンあたりもおもしろい存在です。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢コース別本当に儲かる血統大全2017-2018｣（ガイドワークス）が好評発売中。